建設族議員

建設業界では、公共事業をもらうと大きな仕事をもらえ、しかもそれにかかった料金は必ずきちんと回収できる可能性が高かったため、ゼネコンが欲しい仕事のひとつでした。

このとき、かかわりを持った政治家は、「建設族議員」と呼ばれるグループに属することになります。

「建設族議員」とは、ゼネコンとのつながりが強い政治家のことをさしていて、その始まりは田中角栄氏に始まるといわれています。

一方、建築業界には建設業界ほど大きな仕組みはありません。

それは、仕事の内容が個人の邸宅だったりする、小規模であることがほとんどで、しかもその芸術性やセンスによって仕事が決まったりするからです。

比較するなら、建設業界より建築業界の方が金銭的な側面で、健全といえるということでしょうか。

例えば美術館や記念館などの公共物を建築科に依頼する際にしても、入札などで決めるというよりも、依頼主が特定の建築科に依頼するという形式になっているものもあります。

もちろん入札制もありますが、大手のゼネコンなどの工事はまた別に依頼されることが多い仕組みになっているのも、建築業界の方が透明性が高い部分です。

建築業界は建設業界よりも小さいので、あまり大きな仕組みもないといったところでしょうか。